3/15 『全体会』の報告

平成30年3月15日(木)に可茂総合庁舎 大会議室にて『平成29年度中濃圏域障がい者自立支援推進会議「就労・雇用支援部会」全体会』を開催しました。

就労・雇用支援部会の活動等について(29年度事業報告・30年度事業計画)報告がありました。29年度事業報告については、 こちらをご覧ください。

その後、障害者雇用に関する講演をおこないました。

◆第一部◆
講演「障害者雇用施策の現状と課題」
岐阜労働局 職業安定部職業対策課  地方障害者雇用担当官  纐纈 高幸 氏

◆第二部◆
講義「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」(集合講座)
岐阜労働局 精神障害者雇用トータルサポーター  三島 義紀 氏

当日は、企業、障害福祉サービス事業所、相談支援事業所、行政等、総勢79名にご参加いただきました。第一部の纐纈氏の講演では、障がい者雇用の現状や、雇用率制度の概要、障がい者を雇用する際の各種支援策について等、わかりやすくご説明いただきました。第二部の三島氏の講義では、精神・発達障がい者と一緒に働くうえでの、障がいの特性や日常的な配慮のポイントについて、ご講義いただきました。
平成30年度からは、障がい者雇用義務の対象に精神障がい者が加わります。それに伴い、法定雇用率が2.0%から2.2%に引き上げられることもあり、今回の講演・講義は、皆さまの参考になったのではないでしょうか。以下に、参加者アンケートを抜粋します。

【障害者雇用施策の現状と課題】について
・共生社会とは事業所だけでなく、一般の企業にも大切は役割があるのだと知り、私自身の責任感も高まりました。
・障害者雇用率の計算方法は初めて知りました。差別禁止、合理的配慮は改めて勉強になりました。
・30年度からの法改正についてよく分かりました。制度の内容も大まかには知っていたが、細かいところが理解できた。資料がわかりやすく、今後も参考にさせていただきます。
・就労支援の働きがけは、福祉事業と企業の協力が必須であることから、雇用の現状の把握と体制の理解ができ、勉強になった。

【精神・発達障害者しごとサポーター養成講座(集合講座)】について
・障がいの種別に応じた就労の支援の方向性が理解できました。支援者は本来、共生者として共に考え生きる者として、私も成長して参りたいと思います。
・近年、精神障がい、発達障がいの人数は増えている一方で、受け入れ環境の整備ができておらず、就労に結びつかないでいるのが現状だと思います。今回の研修内容をぜひ参考にして、自分の職場でも対応していきたいと思います。
・毎日接している仲間ですが、配慮を間違ってしまうこともあります。自分たちの行動を振り返る機会にしたいです。また、職場で生かすことがすぐできるので。