12/19 第2回就労移行・就労継続支援事業所等連絡会議のご報告

平成29年12月19日(火)可茂総合庁舎にておこなわれた『就労移行支援事業所・就労継続支援事業所等連絡会議(第2回)』のご報告です。

中濃圏域の就労移行支援事業所、就労継続支援A型事業所、B型事業所等へ向けた情報提供、情報交換の場として、毎年開催されている会議です。例年ならば年1回の開催となっておりましたが、参加事業所も多く、参加者アンケートも好評を得ていたため、今年度は6月に引き続き、第2回の開催となりました。

講演では「株式会社DAI 就労継続支援A型事業所・B型事業所それいゆ 代表者 中島 望 氏」をお迎えし、『事業所の取り組みと今後の展望』についてお話しいただきました。平成23年10月に愛知県犬山市にA型事業所DAIを開設。農業と福祉を組み合わせた『農福連携』による事業展開をおこなってきました。平成28年7月には関市にA型事業所を開設。平成29年4月に同地にB型事業所を開設しました。委託栽培では、人手不足等により耕作放棄地、休耕地となっている田んぼや畑を借り受け、米や野菜、果樹等を栽培しています。人手が足りないと言われている「農業」に、「働きたい」と望んでいる障がい者のマンパワーが活躍できる「福祉」の連携が見事になされています。また、地域の特産物のさつまいもや黒にんにくを使った自社製品を製造。地域の特産品の創生にも力を入れています。「生産」×「加工」×「販売」+「福祉労働力」で「七次産業化」により、「企業」と「福祉」の連携へと発展しています。働いている障がい者は、人々に感謝されることが自己肯定感の向上や自信へとつながる。「農福連携」の今後の展望として、安心して永く住み続けることができる地域づくり『地福連携』を目指していくとのことでした。
講演後は、グループワークをおこないました。なるべく同じ種別の事業所で情報交換がなされるよう、グループ分けをおこないました。就労移行、A型、B型事業所のほか、相談支援事業所、特別支援学校、公共職業安定所も参加し、総参加者数53名。決まったテーマは設けず、フリートークでのグループワークでした。

参加者アンケートはこちらです。