中濃圏域障がい者就労当事者支援セミナーを開催しました

平成29年2月4日(土)に、中部学院大学 2号館の会場をお借りして『平成28年度中濃圏域障がい者就労当事者支援セミナー』を開催しました。

開催内容はこちらをご覧ください。

当事者の発表者は、精神障がいと向き合いながら就労し、生活している2名。『自分達のリカバリーストーリー』と題した自叙伝ともいうべき体験談を語ってくださいました。病気を発症した頃のこと、その時の気持ち、仕事、周囲の反応や、通院、入院に至った経緯から現在の生活に至るまでを、時系列にわかりやすくお話しいただきました。
また、当事者の自助グループ『ピアサポートグループすまいる』を設立され、同じ境遇の人たちとの出会いにより『仲間の大切さ』を知ったとのこと。病状の回復の過程には、仲間との出会いがあり、仲間と出会えたのは『病気のおかげ』とまで思えるようになったと話されました。

今回一緒に登壇していただいた、地域生活支援センターすいせい 管理者兼相談支援専門員の浅野 雅彦氏は「当事者たちにとって、病気の振り返りはつらいことであるが、現在までの経過を振り返ることにより、回復時の人間関係である「仲間」と出会えたこと、一緒にやってきたことが回復につながっていることを知ることができる」と話されました。それが『病気のおかげ』という言葉につながったとのこと。
参加された方々は、発表者の発表を真剣なまなざしで聞き入っていました。

発表の後は、6グループに分かれてグループワークをおこない、グループごとに内容を発表。グループワークの内容を記録しました。こちらをご覧ください。

今回のセミナーで、当事者・支援者ともに、精神障がいへの理解を深めることができたとことと思います。参加者からいただいたアンケートはこちら

中濃圏域障がい者自立支援推進会議「就労・雇用支援部会」では、障がい者の就労支援のため、各種活動をおこなってまいります。