関市障がい者雇用研修会を開催しました

平成28年11月16日(水)に、岐阜県立中濃特別支援学校にて『平成28年度関市障がい者雇用研修会』を開催しました。
当日は、企業、関係諸機関から59名が参加されました。

開催内容については こちら をご覧ください。

ホールでは作業製品の販売がおこなわれました。さまざまな作業製品がいろとりどりに並べられ、参加された方々が手に取って眺めながら購入されていました。レジは分教室トータルワーク班の生徒が担当。本格的なレジを使用し、真剣な表情でバーコードを読み取っていました。
その後、2班に分かれて高等部の作業学習を参観。各作業班の説明は生徒自らがおこないました。堂々とした姿に、説明が終わるたびに参加者から自然と拍手があがりました。

講演では、社会福祉法人香徳会 特別養護老人ホームせきこもれび 副看護部長 亀山 博子氏により、「介護施設における障がい者雇用の取組」についてお話しいただきました。特別支援学校の実習を活用し、本人にできる仕事を見つけ、個別のタイムスケジュールを作成。受け入れ側の対応として、障がい者雇用についての社員教育を行うなど、参考になる事例をわかりやすくお話しいただきました。実際に働かれている当事者の方の発表もありました。当事者の方にも仕事のやりがい、楽しさを感じてもらえる職場でありたいとのお話には感銘をうけました。

質疑応答では、障がい者雇用に対する職員の理解や職場の環境づくりについて質問があがりました。亀山氏は「障がい者の方に担当してもらう仕事は誰かがやらなければならない仕事。彼らに任せることでその分の時間を利用者様へのより良い支援にむけることができる。障がい者雇用は自分たちの為でもあることを理解してもらうように努めている」と答えられました。

最後に、主催である関市障がい者就労促進協議会 副会長 金田氏によりあいさつが述べられ、閉会となりました。

中濃圏域障がい者自立支援推進会議「就労・雇用支援部会」では、今後も障がい者の就労支援のため各種活動を行ってまいります。ご案内は当ホームページでも随時アップしていきますので、皆さまのご参加をお待ちしております。